歌に安定感を出すロングトーンの魅力と練習方法

ロングトーンがあることで、歌の魅力が一気に増すケースは少なくありません。伸びやかで艶のあるロングトーンは、歌手を目指すかたであれば誰もが手に入れたいものではないでしょうか? そこで、今回は多くのかたが憧れるロングトーンの魅力と実際にロングトーンを使えるようにするための練習方法についてご説明します。

 

歌の魅力をアップさせるロングトーンの魅力

サビ終わりや間奏に入る前の部分、歌の最後の部分を長く伸ばすロングトーン。これがあるとないではその歌の魅力が大きく変わってしまいます。音程がズレることなく伸びのある艶やかなロングトーンがあると、それだけで歌全体が良く聞こえてしまうほどの魅力をつくり出すテクニックの1つです。

 

ただ、ロングトーンは途中で声がかすれてしまったり、音程がズレてしまったりすると、歌自体の魅力も一気に下がってしまう諸刃の剣ともいえます。それだけ歌のキーポイントとなる部分であるため、実際に披露するには十分な練習が必要です。

 

ロングトーンを自在に扱えるようになるための練習方法

ロングトーンを自在に操れるようになるための最大のポイントは同じ息の強さ、同じ音程で、できるだけ長く声を出す練習をとにかく繰り返し行うことです。まずは10秒、それができたら15秒と5秒単位で練習をしていくことです。その際、長く音を伸ばすため最初は少ない息の量でといったことは考えず、息の量もできるだけ同じ量で続くようにします。

 

ただし、ロングトーンは歌の練習で最初に覚えるものではありません。まず基本的なレッスンを行い、それができるようになったところでロングトーンの練習をするようにしないと、ただ長く声が出せるだけになってしまいます。それでは歌の本当の魅力を引き出すことはできないでしょう。

 

美しいロングトーンを身につけるポイントは息を使い過ぎないこと

10秒、20秒と一息で同じ音を出し続けるロングトーン。これを身につけるには、十分な息が必要だと思われるかもしれません。しかし、実際には息を使い過ぎてしまうと音程がズレてしまったり、途中で息切れしてしまったりしてしまいます。

 

これはロングトーンに限ったことではありませんが、喉が歌う喉になっていない状態では、どんなにロングトーンの練習をしたとしても、息の量をコントロールすることは難しいといえるでしょう。前項でご紹介したように、ロングトーンの練習方法は、ボイストレーニングの基本でもあり、しっかりとした息の使い方を覚えることです。そして、「歌」を歌うことをボイストレーニングによって身につけることができれば、自然と美しいロングトーンが出せるようになっているでしょう。

 

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