もたつきも走りもせず、一定のリズムでドラムを叩く方法

バンドでライブを行う際、ドラムとベースがしっかりとリズムキープをしないと、全体の演奏がバラバラになってしまいます。特に一番大きな音を出すドラムが、もたついたり、走ったりすると、ほかの楽器もつられてしまうでしょう。そこで、今回はドラマーとして、しっかりとリズムキープをし、安定した演奏をするための方法についてお伝えします。

ドラムのリズムキープができない原因とは?

練習ではできていたはずのリズムキープがライブ本番になると、なぜかもたついたり走ったりしてしまう。そういった経験があるドラマーの方は多いのではないでしょうか。その最たる理由は練習不足ですが、それ以外にも次のようなことが考えられます。

 

  • 緊張や興奮

大勢の観客の前で演奏をするとなるとどうしても緊張してしまい、練習の成果を出せなくなる。また、演奏をしているうちに興奮してきてしまい、どんどん走ってしまうといったことはよくあるケースです。

 

  • ほかの楽器の音を聞いていない

これも緊張や興奮からくるものですが、あまりにも緊張したり、興奮したりしてしまうと周囲の音が聞こえなくなってしまうことがあります。そのため、リズムがつかめなくなり、もたつきや走りが出てしまいます。

 

一定のリズムをキープするための練習方法

では、ライブ本番でもしっかりとリズムキープができるようになるには、どういった練習が必要なのでしょう。ここでは3つのポイントを紹介します。

 

  1. 1.まずはゆっくりした曲で練習する

いきなり速い曲で練習すると、リズムキープよりも速さに追いつこうという気持ちが強く出てしまい、無意識に走ってしまいます。まずはテンポの遅い曲でリズムキープを心掛けることが重要です。

 

  1. 2.練習時は必ずメトロノームを使う

リズムキープができない要因として、正確なリズムを把握していないことが挙げられます。そのため、練習時は必ずメトロノームを使い、リズムを身体に刻み付けるようにします。

 

  1. 3.カウントをしっかりと数えながら練習する

メトロノームでの練習に慣れたら次は自分のなかでカウントをしっかりと数えながら練習します。とにかく確実に正確なリズムを身体のなかで鳴らせるようになるまで、繰り返し練習をします。

 

地道な練習とライブを重ねることが重要

今回説明したように、リズムキープができない最大の理由は練習不足です。しっかりと練習を重ね、リズム感を鍛えましょう。自分のリズム感に自信を持つことで、落ち着いて他の楽器の音を聞く余裕がうまれ、自然とリズムキープができるようになります。

少しでも早くリズムキープができるようになるには、今回ご紹介した方法を試しつつ、ステージに立つことに慣れるために、地道にライブを重ねることが重要だといえます。

 

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