ボーカルグループやアカペラグループであれば、ハモりは重要な歌唱法です。一方、バンドで楽器隊がハモると、ボーカルに厚みが出るうえにメロディのアクセントにもなり、楽曲の幅を広げることが可能になります。しかし、これまで楽器の練習しかしていない方にとっては、ユニゾンだけでのコーラスでも難しいのに、さらにボーカルともハモるのは自信がないと思うのではないでしょうか。
そこで今回は、バンドの楽器隊がボーカルに上手にハモるための練習方法についてお伝えします。
そもそもハモるとは何か?
複数人が同じメロディを同じ音程で歌うユニゾンとは違い、同じメロディを違う音程で歌うのが「ハモり」です。そもそもハーモニーを語源に持つ「ハモり」ですが、ギター、ベース、キーボードをやっていれば、ポピュラーな演奏方法の一つのため、その言葉自体は知っているでしょう。
楽曲の元のキーに対して、上下3度と5度変化をつけた音程でハモるのが一般的です。
簡単にボーカルにハモるための練習方法
楽器では上手にハモれても、楽器と歌でハモるとなればそれなりの練習が欠かせません。そこで、演奏をしながらでも上手にハモるための練習方法を2つ紹介します。
- カラオケを使って練習する
カラオケはボタン一つで簡単にキーチェンジができるため、ハモりの練習には最適です。最近では、ハモりを練習できるアプリもあるので、それを使ってもよいでしょう。
- 楽器を使って練習する
カラオケでハモりの感覚を覚えたら、次は自分たちのオリジナル楽曲でハモる練習をします。その練習として最適なのは楽器を使う方法です。原曲のキーから上下3度、5度のメロディを弾き、それに合わせて歌えば正確な音程での練習が可能です。
楽器を活用してさまざまなパターンのハモりを試してみよう
ギター、ベース、キーボードなどのメロディを弾ける楽器であれば、その楽器を使いさまざまなハモりのパターンをつくれます。特にギタリストやピアニストであれば、ボーカルのメロディを生かしつつ、一般的な上ハモ、下ハモ以外に独自のハモりをつくり、これまでになかった新たなバンドのカラーを生み出せます。
練習方法としては、カラオケのキーコントロールを操作しつつ、感覚を得るのがおすすめです。また、最初のうちは、楽曲のなかでハモりのメロディを弾き、それに合わせて歌うのもいいでしょう。ハモりのメロディを頭に入れ、何度も歌えば、自然とボーカルにはハモれるようになるので練習してみてください。
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