オリジナル曲を中心にバンドやソロシンガーをやっていると、作曲やアレンジなどで常に試行錯誤を重ねていると思いますが、同時に作詞にも注力しているのではないでしょうか? 作詞は作曲やアレンジと違い、楽器が弾けなくても制作可能なため、文章を書くことが苦手でなければ誰でもチャレンジできそうに思えます。
しかし、自分の思いをそのまま歌詞に表すことは決して簡単ではありません。そこで、今回は作詞で行き詰まってしまわないためのコツをお伝えします。
作詞は誰でもつくれるもの?
作詞は日本語ができて、歌詞を書くノートと鉛筆さえあれば誰でもつくれます。ただし、ここで勘違いしてはいけないのが、つくることは誰にでもできるが、多くの人が良いと思う歌詞をつくることは誰にでもできるわけではないことです。才能はもちろん、さまざまな経験、知識、創造力がなければ良いものはつくれません。感情が豊かな人ほど、誰かの心を掴むような歌詞が作れるでしょう。
作詞で行き詰まらないためのポイント
では、作詞は限られた人でなければできないかといえばそんなことはありません。ここでは、作詞で行き詰まらないようになるための3つのポイントを紹介します。
- 1.毎日一本つくるなどノルマを課す
初心者が行き詰まらないようになるための最大のポイントは量稽古です。発表するしないにかかわらず、とにかく最低でも一日一本はつくるなど自分にノルマを課し、多くの作詞経験を積みましょう。
- 2.最初から映画、本、歌に頼らない
最初のうちは、毎日つくろうとしてもすぐにネタが切れてしまいがちです。そこで、ネタ作りとして映画や本、好きな歌を参考にしたくなりますが、まったく何も自分からアイデアが出なくなるまでは、そうしたものに頼らず自分のなかにあるものだけでつくりましょう。早い段階から何かを参考にすると、似たような内容になってしまい、自分らしい作詞ができなくなるからです。
- 3.できたものは修正しない
一旦、できた歌詞は修正をしないようにします。最初のうちは上手くできなくて当たり前です。無理に修正しようとせず、次の作品で良いものをつくること注力したほうが上達は早くなります。
作詞に近道はない
初めから才能があって、何もせずに誰もが「いい歌」と思えるような歌詞がつくれる人はほとんどいません。多くの人はいくつもの歌詞を作り続けていくうちに、少しずつ納得がいくものができるようになります。そうした意味で、作詞に行き詰まらないためには、とにかく諦めずにつくり続けることです。
100、200と重ねていけば、自分のパターンができあがり、頭のなかを絞り出しても何もでないといったことは少なくなります。重要なポイントはできるだけ他人の手を借りない、自分のなかでアウトプットがなくなるまではインプットをしないことです。中途半端にインプットしてしまうと、いざというときにまた、行き詰まってしまいます。とにかくまずは自分の頭のなかが空っぽになるまで、つくり続け、本当に納得のいくものができるよう頑張っていきましょう!
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