例えば、カラオケでは上手に歌えるのに生演奏で歌ってみたらまったく上手く歌えなかったという経験はないでしょうか? これまで生演奏で歌った経験がなかったかたは気づかないかもしれませんが、実はカラオケと生演奏は同じ楽曲であっても似て非なるものなのです。そこで、今回はカラオケだけではなく生演奏でも上手に歌えるようになるコツをお伝えします。
カラオケと生演奏の違いとは?
多くのかたは、カラオケで上手く歌えれば、生演奏でも上手く歌えると思いがちです。しかし、生演奏にはカラオケと違う2つのポイントがあります。
- 生演奏にはガイドメロディがない
カラオケにはガイドメロディという主旋律を演奏しているパートがあります。これがあるおかげでメロディがうろ覚えであってもなんとなく歌えてしまうのです。しかし、生演奏にはそれはありません。
- 毎回、同じテンポ、演奏ではない
生演奏は機械ではなく、人の手によるもののため、毎回少しずつテンポや演奏が異なります。そのため、頭で覚えたメロディを忠実に歌おうとすると、テンポがずれたり、演奏から浮いてしまったりする場合があるのです。
生演奏で上手く歌うための2つのコツ
カラオケと生演奏の違いを見たところで、生演奏で上手く歌うための2つのコツを紹介します。
- 自分のペースではなく演奏のペースに合わせる
カラオケのように毎回一定のテンポではないので、演奏のペースに合わせることを意識します。特にドラム、ベースといったリズム隊の音をしっかりと聞くようにしましょう。
- メロディをしっかりと覚え、演奏が間違えても動じない
生演奏にはミスも付きものです。たとえ、キーが違っても、間奏の小節数が足りなかったりしても、慌てず騒がず、しっかりとメロディを歌うことを意識しましょう。
演奏と一体になることを意識することが重要
カラオケはガイドメロディがあるため、メロディをうろ覚えだとしても、ある程度歌が上手い人であれば問題なく歌いきれます。しかし、生演奏にはガイドとなるメロディはないため、しっかりとメロディを覚えていないと、まったく別の歌になってしまうことにもなりかねません。
これを避けるには、メロディを聞き込み、確実に自分のものにしなければなりません。そして、それ以上に重要なポイントは演奏と一体になる感覚を意識することです。生演奏はカラオケとは違い、テンポやノリが日によって異なるのも珍しくはありません。そのため、メロディだけを意識すると、ボーカルだけが浮いた感じになってしまいます。
生演奏で上手に歌うには、特にドラムやベースといったリズムをしっかりと聞き、そのノリに自分を委ね、歌うことが重要なポイントとなります。
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