ギタリストとして知っておきたいスライドバーとは?

ギターの音色を変えるのは、アンプやエフェクターだけではありません。今回紹介するスライドバーもギターの音色を変えるアイテムの一つで、ボトルネック(スライド)奏法というギター奏法を行う際に使われます。では、スライドバーとはどのようなもので、ボトルネック(スライド)奏法とはどのような奏法なのでしょう?今回は、ボトルネック(スライド)奏法に欠かせないスライドバーについてお伝えします。

 

スライドバーとは?

スライドバーとは、ギターの音色を変えるために使われる筒状のアイテムです。バーボンの瓶の首部分を使っていたこともあったため、ボトルネックとも呼ばれています。

 

スライドバーの素材は、元々ボトルネックが使われていたことから、現在でもガラスが使われています。それ以外には、セラミックやスチールなどもあります。また、形状も中が空洞の円筒型、中も詰まっている円柱型、四角や棒状の変形型などさまざまです。

 

また、既製品以外にもライターを使ったり、既製品と同じ素材のガラスやスチールを使用して自作したりするギタリストも珍しくありません。素材によって出る音も変わってくるため、慣れてきたら自分好みの音を出せる素材を探してみるのも楽しいでしょう。

 

スライドバーを使うギタリストは、ブルースやカントリー系を演奏する人が多いです。また、ハワイアンミュージックに欠かせないスチールギターを演奏する際も、基本的にスライドバーを使います。

 

最近では、ロックやポップス系のギタリストでも個性を出す一つの形として、曲によってはスライドバーを使うケースが増えています。

 

ボトルネック(スライド)奏法とは?

では、スライドバーを使う奏法である、ボトルネック(スライド)奏法について、簡単に説明します。

 

通常、ネックを押さえる側の手の中指もしくは小指や薬指を筒の中に入れる、もしくは手で持って弦に接触させた状態でピッキングします。スライドバーを装着した以外の指は、コードを抑えつつ、音を出したくない弦のミュートをしてください。

 

この際、スライドバーを弦に押し付け過ぎてしまうとノイズが混じってしまい、クリアな音が出なくなるので注意が必要です。

 

音を切らさないように弦と平行にスライドバーを動かし、揺らしたりゆっくりとスライドさせたりすることで趣のある音色を楽しめます。

 

さまざまな種類の素材を試し自分好みの音を見つけよう

スライドバーは自作したりするギタリストも多く、こだわればこだわるほど独自性を出せるアイテムです。スライドバーを使ってギターを演奏してみたい方は、曲の雰囲気に合わせつつ、自分好みの音色が出せる素材を見つけて演奏してみてはいかがでしょうか。

 

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