ロックは細かいテクニックを気にせず勢いやノリで歌うことが重要です。それは間違いではないものの、勢いやノリだけでは多くの人に届く歌にはなりません。それはロックに限らずどのジャンルでも同様です。ではロックをかっこよく歌いこなすにはどのような点に注意すべきなのでしょう。今回はロックをかっこよく歌うために欠かせない3つのポイントを紹介します。
ロックをかっこよく歌うための3つのポイント-1-メロディをしっかり覚える
ロックはしっかりとメロディを覚えていなくても雰囲気で歌えばかっこよく聞こえると思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしジャンルにかかわらずメロディは基本です。メロディをしっかりと覚えたうえであえて崩すのは一つのテクニックですが、知らずに崩すだけでは、聞き手に歌が上手くないと思われるだけで終わってしまうでしょう。
楽譜が読めれば楽譜を見る、楽器が弾ければ楽器で一音ずつ音を出しながら正確なメロディを覚えればピッチを外すこともなくなります。
ロックをかっこよく歌うための3つのポイント-2-エッジボイスを覚える
エッジボイスとは、声帯を閉じながら発声をすると出る声です。いわゆるキレイな音ではありませんが、多くのロックで欠かせない高音域が出しやすくなり、歌の表現力も高まります。
エッジボイスの練習は、喉を閉じて息を止め、最小限の息だけで声を出す。もしくは「あー」と声を出し、少しずつ自分の限界まで音程を低くしていき、ガラガラ声になるまで続けるなどです。どちらも息が切れるまでゆっくりと続けていくと上手く出せるようになります。
エッジボイスは別名「フライ・スクリーム」と呼ばれるシャウトの一つです。つまりエッジボイスを習得すれば、ロックに欠かせないシャウトが上手にできるようになるため、よりロックをかっこよく歌えるようになります。
ロックをかっこよく歌うための3つのポイント-3-ベルティングボイスを覚える
ベルティングとは大きな声で歌うという意味であり、地声と高音域との音色の差を減らしつつ力強く歌う歌い方を指します。
ロックでここぞというところで裏声になってしまうと、迫力に欠けてしまうため、ベルティングボイスを習得すれば、迫力あるかっこいいロックが歌えるようになるでしょう。
ベルティングボイスを習得するには、ミックスボイスの練習方法で喉仏を下げ、中低音を強く出すことを意識してください。自身の喉に響かせてボリュームを上げていけば喉を痛めずにベルティングボイスを出せるようになります。
ミックスボイスについて詳しくは「美しくスムーズに高音を出すためのテクニック、ミックスボイスとは？」をご覧ください。
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