ギター上達に近道はありません。とにかく上手に弾けるようになるまで何度も何度も練習することがもっとも重要です。しかし、無闇に練習しているだけでは必要以上に時間を要してしまいます。
そこで欠かせないのが筋力です。もちろん筋骨隆々になる必要はありませんが、必要な筋力をつけてから練習した方が効率的に上達するようになるでしょう。
今回はギタリストが鍛えるべき筋肉、そして効果的なトレーニング方法をお伝えします。
ギター上達に必要な筋肉とは?
ギターが上達するために必要な筋肉は大きく2つあります。1つは握力、つまり手首、前腕、上腕部の筋肉です。握力が弱ければ長時間にわたってピックを使い続けられません。また、弦を正確に押さえるのにも握力が必要になります。
ギター上達に必要なもう1つの筋肉は肩甲骨周辺にある筋肉です。肩甲骨周辺には17の筋肉があります。これらが鍛えられていないと腕や手指に上手く力を伝えられなくなり、安定性も悪くなってしまうのです。肩甲骨周辺の筋肉を鍛えていないとギターの上達も遅くなってしまうでしょう。
握力と肩甲骨周辺を鍛える方法
握力を鍛えるもっとも簡単な方法は、手を閉じて開いてを繰り返すグーパー法です。両手を前に出し、肩の高さで少し力を入れて閉じて開くというのを100回程度繰り返します。
ハンドグリップを使うのも握力強化に効果的です。数百円で購入できるので、軽めのものと重めのものを2種類購入しておくとよいでしょう。また、握力を強化する道具としてはパワーボールもおすすめです。
肩甲骨周辺を鍛える方法でもっとも簡単なのは背筋です。うつ伏せになった状態で両手を頭の後ろで組み、ゆっくりと上半身の上げ下げを繰り返します。
ほかには、体の前でタオルの両端を持ち、手を内側にひねり、手のひらと肘が外側を向いた状態で両腕を頭の上まで持ち上げ、左右均等の力でタオルを引っ張りその状態のまま腕を下ろします。これを繰り返すことでも肩甲骨周辺の筋肉を鍛えることが可能です。
ストレッチを怠らず適切に筋力アップを行い、ギター上達を目指そう
ギター上達に重要なのは、体全体のバランスが取れるように鍛え、必要な筋力をつけることです。特にギタリストは、握力と肩甲骨周辺の筋力をアップさせることで、安定して腕の力を使えるようになります。
また、筋力アップばかりを意識すると無理な力を使って弾こうとしてしまい、かえって上達が遅くなるケースも少なくありません。トレーニング後はしっかりとストレッチを行い、リラックスした状態でギターを弾ける体勢をつくることが早い上達につながります。
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