ギターのコードを簡単に覚える方法を解説

多くのギター初心者にとって、最初の関門となるのがコードではないでしょうか。特にアコースティックギターを弾く際、コードをしっかりと覚えていないと、弾き語りも伴奏もできません。ただ、ギターのコードは200以上もあるため、全部を覚えなくてはとなるとすぐに挫折してしまいがちです。

しかし、実際にはすべてのコードを覚える必要はありません。今回は必要なコードをできるだけ簡単に覚える方法をお伝えします。

 

最低限覚えるコードは14種類

これからギターを始める方にとって、200種類以上のコードを覚えるのは至難の業です。しかし、実際にはすべてのコードを覚えなくてもギターは楽しめます。なぜなら、初心者の方であれば最低14種類のコードを覚えればほとんどの曲を弾けるからです。

 

14種類のコードとは、メジャーキー「C・D・E・F・G・A・B」の7種類です。そして、この7種類それぞれのマイナーキー7種類を加えた14種類です。少し慣れてきたら7thコードは覚えた方が良いでしょう。しかし、それ以外のsus4、aug、add9などのコードは基本的には覚えなくてもほとんどの曲は弾けます。

 

さらに言えば、多くの場合1曲に使われているコードは3~6種類程度です。つまり、自分が弾きたい曲だけ弾ければ良いのであれば、10種類も覚える必要はありません。まずは一番好きな曲に使われているコードを覚え、そこから少しずつ広げていけば良いのです。

 

最速かつ簡単にコードを覚える方法

弾きたいコードを最速かつ簡単に覚える方法は、タブ譜を見て「目」で覚え、それを繰り返し弾いて「手」で覚えることです。当たり前と思われるかもしれませんが、目で覚えた上で、手が押さえる形を覚えるまで弾くのが最も早く簡単に覚える方法になります。

 

また、少し慣れてきたら、それぞれのコードのルートになる音を覚えると7thコードを弾くときにも役立ちます。ルートになる音とは、例えばCコードであれば「ド」で、5弦の3フレット、Gコードであれば「ソ」で、6弦の3フレットです。これはメジャーコードでもマイナーコードでも7thコードでも変わりません。

 

ルート音を押さえ、他を変えることでメジャーコードからマイナー、7thコードへと移行していくと覚えれば、弾けるコードも広がっていきます。

 

まずは好きな曲のコードを覚えて、ギターの楽しさを感じよう!

初めてアコースティックギターを手にした人の多くは、自分の好きな曲を弾きたい、弾きながら歌ってみたいと思われるのではないでしょうか。しかし、コードを覚えるのは大変だからとギターを手にするのもやめてしまう必要はありません。

 

1曲で使われるコードはせいぜい5~6種類です。なかには3種類のコードを覚えれば弾ける曲もあります。そのため、恐れることなくまずは好きな曲のコードだけをタブ譜を見ながら何度も弾き、形を手と頭に刷り込んでしまうのがおすすめです。7thやsus4といったコードは後からいくらでも覚えられます。まずは、好きな曲を何度も弾いて、ギターの楽しさを実感しましょう。

 

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