歌手、声優など「声」を使った仕事を目指している方にとって、声量があるということは大きな武器であるといっても良いでしょう。そのため、声量アップを目指して日々自主トレに励んでいるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、効率的に声量をアップさせる方法についてご紹介します。
声量=声の大きさではない
「声量がある」というと、声が大きいことだと思っている方もいるでしょう。もちろん、声量には「声の大きさの量」という意味もありますが、それだけではありません。声量には、声の通りや響きの大きさ、強さといった意味も含まれています。特に歌手や声優の方にとっては、声が大きいことはもちろん重要ですが、単純に大きいだけでそれが聞き手にとって不快な声であれば何の意味もありません。
また、歌手や声優の場合、仕事で歌う、話す時は基本的にマイクを通します。そのため、ある程度の声の大きさがあれば、後はアンプの力で音量の上げ下げは可能です。それよりも聞き手が心地よく感じる「通り」や「響き」があることのほうがより重要な要素であるといえるでしょう。
声量をアップさせる方法
では、実際に声量をアップさせるにはどうしたら良いのでしょうか。
声量をアップさせるためにもっとも重要な要素は、肺活量です。肺活量が少ないと、無理やり声を荒げなければ大きな声が出ないため、すぐに喉を悪くしてしまいます。これを避けるには、走る、泳ぐといった有酸素運動を行い、肺活量を増やすことが声量アップへの近道になります。
肺活量を増やしたら、次のポイントは低音を豊かにすることです。これは、一般的にチェストボイスといわれるものです。歌う際に身体の余分な力を抜き、リラックスした状態でチェストボイスを響かせられるようなレッスンをすることで、声量は確実にアップします。
正しい声量アップはボイトレで
声量というと歌手に必要な要素と思われがちですが、声優にとっても声量があることは非常に重要です。なぜなら、前述したように声量とは声の大きさではなく、「響き」や「通りやすさ」であるからです。通る声であれば、大声でなくても遠くの人にしっかりと声は伝わります。もちろん、歌だけではなく話声であっても同様です。
正しく声量をアップさせるには、正しい発声を知ることが重要です。発声について理解することで、無理やり声量をあげるために大声を出して喉を壊すといったリスクを回避できます。歌手、声優を目指していて声量をアップさせたいと思う方は、ぜひボイストレーニングで正しい練習をすることをおすすめします。
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