テレビで歌番組を見ていたり、友人とカラオケにいったりした際、「あの人は歌が上手いね」「あの人の歌はずっと聞いていたいね」と感じたことはあると思います。普段何気なく言っていることかもしれませんが、具体的に歌が上手いというのはどういうことなのでしょうか?
歌の上手さにはさまざまな要素がありますが、今回はそのなかでも特に重要な2つのポイント、「音程」と「リズム感」についてご説明します。
歌が上手く感じるポイント1 -音程-
音程は、歌が上手く感じる1つめのポイントです。音程とは音と音の間隔を示すもので、「ピッチ」とも言います。具体的には「ド」の音を「ド」で歌えれば「音程が合っている」ことになります。しかし、「ド」の音を「レ」や「シ」、また1オクターブ上や下の「ド」で歌ってしまうと、それは「音程が合っていない」ということです。正しい音程で歌えることが、歌が上手いと感じさせるポイントなのです。
歌が上手く感じるポイント2 -リズム感-
歌が上手く感じる2つめのポイントは、リズム感です。リズム感とは、楽譜や演奏に合ったテンポで歌えているかどうかが基準となります。演奏よりも早い、もしくは遅いタイミングで歌ってしまうとそのズレが違和感につながり、上手いと感じさせることができないのです。
正しい音程と正しいリズム感で歌われた歌は、ズレがないため違和感なく気持ちよく聞こえます。上級者になると、わざと音程やリズムを外すことでグルーブをつくり、より上手く感じさせるといったテクニックもあります。しかし、それは正しい音程とリズムがわかっているからこそできることです。基本的にはこの2つの要素がしっかりとできていることが、歌が上手いと感じさせる最低条件であるといえます。
歌が上手くなるコツはどうすれば歌が上手くなるのかを知ること
プロ、アマチュア問わず、「上手に歌えるようになりたい」と思うことはごく自然なことです。特にプロを目指している方にとっては、歌の上手・下手はもっとも重要なことです。そのため、どうすればもっと上手くなれるのかを考え、レッスンをしていると思います。
歌が上手くなるために大切なことは、どうすれば歌が上手くなるのかを追求し続ける探究心です。
今回ご紹介した「音程」と「リズム感」は歌が上手くなるためには欠かせない要素ですが、それ以外にも声や表現力など必要な要素はたくさんあります。正しい練習によってノウハウを得ていくことが、歌が上手くなるための近道です。正しい歌唱法を学べる環境で、しっかりと練習をすることをおすすめします。
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