エレキギターでもアコースティックギターでも、基本的にネック部分は木製です。
そのため、しっかりと管理していないと反ってしまい弾きにくくなるだけではなく、綺麗な音が出なくなってしまうケースも珍しくありません。そこで今回は、ギターのネックが反ってしまう理由と確認方法を見たうえで、正しい形に修正する方法についてお伝えします。
ギターのネックが反ってしまう理由と確認方法
ギターのネックが反ってしまう最大の理由は、管理方法の悪さにあります。ギターケースに入れず、ギタースタンドにも置かずに床に直置きし、そのまま弾かずに放置するのがネックの反ってしまう最大の理由といえるでしょう。
冒頭でも触れたようにネック部分は木製で、さらに弦を張ったままの状態だと弦の張力によりネックにはかなりの負担です。そこに部屋の温度や湿度の変化が加わると、短期間でもネックは反ってしまう場合があります。
ネックが反っているかどうかを確認する方法は目視です。ヘッドもしくはボディ部分から目と同じ高さで見た際にネックが弦に付きそうになるか、離れ過ぎていれば、ネックが反っています。
目視だけでわからない場合は、チューニングをしたうえで3弦の1フレットと12フレット当たりを同時に抑えた際、5~7フレットと弦の隙間を確認してください。通常であれば、0.25mm程度の隙間があるはずです。しかし、それ以上の隙間がある、もしくは弦とフレットが付いてしまっている状態であれば、ネックが反っていることの証明になります。
ギターのネックが反った場合の修正方法
ネックが反ってしまっても、軽微なものであれば自身で修正することも可能です。修正方法は、トラスロッドというネック内部にある金属の棒を六角レンチで締めるもしくは緩めるだけです。
ギターの種類によっても異なりますが、ギターのヘッドもしくはボディ部分に穴があるので、そこに六角レンチを差し込みます。
フレットと弦がくっついている場合(逆反り)はトラスロッドを左に、逆の場合(順反り)の場合は、トラスロッドを右に回せば修正できます。
ただし、あまり回し過ぎるとネックの形状が急激に変わり、最悪の場合はトラスロッドが折れてしまう可能性もあるので注意してください。どうしても自分でやるのが不安といった際には、ギターショップで修正を頼むようにしましょう。
ギターはしっかりと管理して大切に使おう
ネックが反ってしまうと、弦を押さえた際に押さえてない部分がフレットに触れて、ビリビリと余計な音が鳴る要因にもなるため、早急に修正しなければなりません。
そもそも、ギターをしっかりと管理していれば反りは防ぐことができ、常に良い音で弾くことが可能です。
ギターを弾かない時は、弦を緩めてギターケースにしまう、スタンドに設置するなどしっかりと管理し、大切に扱うようにしましょう。
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