ボーカリストとして多くの人に自分の歌を届けるために必要なポイントはいくつもありますが、そのなかでも重要なのは、歌詞をしっかりと伝えることです。どれだけ曲が良くても、どれだけ歌が上手くても、歌詞があやふやで自信なさげに歌っているようでは多くの人を感動させる歌は歌えません。
そこで今回は、ボーカリストとして歌詞を覚えることの重要性と、しっかりと覚えるためのコツをお伝えします。
ボーカリストが歌詞を覚えるメリットは?
ボーカリストとして歌詞をしっかりと覚えることは、さまざまなメリットがあります。主なものとして挙げられるのは次の3点です。
1.歌うことに集中できるようになる
歌詞がしっかりと頭のなかに入っていれば、ステージ上で必死になって思い出しながら歌う必要がなくなり、いかにバンドの音に合わせるか、多くの人に伝えるかに集中できるようになります。
2.歌の世界をより深く理解できるようになる
歌詞を深く読み込んで覚えれば、歌詞の世界をより深く理解できるようになるでしょう。その結果、表現力が高まり、これまで以上に人に伝わる歌唱ができる可能性が高まります。
3.ステージ上で自由に動き回れるようになる
歌詞をしっかりと覚えていれば、ステージ上で自由に動き回ったり、アドリブのフレーズを入れたり、といったこともできるようになるでしょう。ステージングに余裕が生まれ、バンドメンバーとのコミュニケーションも取りやすくなります。
歌詞をしっかりと覚えるためのポイント
次に、しっかりと歌詞を覚えるために欠かせない3つのポイントを解説します。
1.曲を何度も繰り返し聞く
曲を何度も再生し、歌詞に集中して聞くことで、言葉のフレーズやリズムが頭に定着しやすくなります。また、何度も聞くことで曲の細かいニュアンスも覚えられ、曲に対する理解度も深まるでしょう。
2.何度も繰り返して歌う
何度も繰り返し聞いて歌詞を覚えたら、次は何度も繰り返して歌います。聞くだけではなく、実際に歌ってみることでより正確に歌詞を覚えられるようになるでしょう。
3.歌詞のストーリーや文脈を意識しながら聞き、歌う
歌詞の言葉の羅列として覚えるのではなく、ストーリーや文脈を意識しながら聞き、歌います。言葉として覚えようとすると1曲、2曲は覚えてもそれ以上は困難です。情景を頭に思い浮かべたり、ストーリーとして流れで覚えたりすればより多くの歌詞を覚えやすくなります。
良い歌を届けるための第一歩は歌詞をしっかりと覚えること
良い歌を多くの人に届けるには、歌詞をしっかりと覚えることが欠かせません。歌詞をしっかりと覚えていれば、自信を持って歌えるようになるため、より多くの人に届けることが可能です。
ただ、本番では歌詞を正しく歌うことだけが正解ではありません。重要なのは想いを伝えることであり、思いっきり歌うために歌詞をしっかりと覚えておくことが重要なのです。これだけは忘れないようにしてください。
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