仮歌ってどんな仕事?どうすればなれるの?

ボイトレを行う目的の1つとして、バンドやソロシンガーとしてデビューをしたいなど、歌を仕事にしたいと思っているかたが多いのではないでしょうか。歌の仕事の中には、人前に出て歌う以外にもいくつかあることをご存じですか? そこで、今回は歌の仕事でも人前に出ることはない「仮歌」について、どういった仕事で、どうすればなれるのかをご紹介します。

 

仮歌ってどんな仕事?

仮歌には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは、作曲家がつくった楽曲をコンペに出すために仮に歌ったものです。ただし、この時点ではまだその曲が採用されるかどうかはわかりません。そして、もう1つは、すでにリリースが決まった楽曲を実際の歌い手が練習用音源として使うために仮に歌ったものです。

 

コンペ用の場合は、その仮歌のイメージで採用、不採用が決まることもあります。また、リリースが決まった楽曲の場合、実際の歌い手は仮歌をガイドとして練習します。つまり、どちらにしろ、その楽曲がいいものになるかどうかの重要な役割の一端を担った仕事だといえるでしょう。

 

仮歌を仕事にするにはどうすればいいの?

仮歌を仕事にするには、音楽系に求人広告で仮歌シンガーを募集している音楽事務所や、作曲家に応募するのが一般的です。また、仮歌シンガーを目的としている場合でなくとも、個人やバンドでの楽曲を事務所や作曲家に送っていたり、最近ではYouTubeに投稿をしたりしていると「仮歌シンガーをやらないか」と声を掛けられることもあります。

 

仮歌は本来の夢を実現するための第一歩

歌が好きで、歌うことを仕事にしたいと思うかたにとって、その最終目標が仮歌ということはないのではないでしょうか? ギャラも1曲数千円から多くても数万円程度がほとんどなうえ、定期的にある仕事ではないため、それだけで生活をしていくことはかなり難しいというのが現実です。

 

もちろん、仮歌も歌の仕事としてなくてはならないものであり、曲を世に出すために欠かすことのできない仕事であることは間違いありません。ただ、大勢の観客を前に歌いたいと思う場合、人前に出ることはなく、縁の下の力持ち的な仮歌シンガーは、一番の選択肢にはならないでしょう。

 

しかし、実際に歌を歌うかたが、ピッチやリズムを間違えずに歌うためのガイドとなるのが仮歌です。なので、ピッチやリズムが正確でないと仮歌シンガーは務まりません。そういった意味では、仮歌の仕事ができるということは、それだけでも歌の力を評価されているということでもあり、本来の夢である人前で歌うことを実現するための第一歩といえます。

 

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