カラオケで演歌を楽しく歌えるようになるコツを解説

時代にかかわらず、根強い人気を持つ演歌。

カラオケで楽しく歌いたいといった方も多いのではないでしょうか。特にポップスやロックを歌い慣れている方が演歌を歌う場合、いくつかの違いもあり、楽しく歌えないといったケースも少なくありません。

 

そこで今回は、カラオケで演歌を楽しく歌うためのコツについてお伝えします。昔から演歌好きな方も最近になって興味を持ち始めた方も、ぜひ参考にしてください。

 

演歌もポップスも基本は同じ

特にこれまでポップスやロックばかりを歌ってきた方にとって、演歌はまったく異なる別のものといったイメージを持っているのではないでしょうか?

 

しかし、実際にはそれほど大きな違いはありません。

 

たとえば、歌詞をしっかりと覚えること、腹式呼吸で正しい発声で歌うことなどに関しては、演歌もポップスも同じです。そのため、演歌を上手に歌えるようになりたいのであれば、まずは歌の基本をしっかりとマスターしましょう。

 

ただ、演歌とポップスでは一つ異なる点があります。それは、演歌は「こぶし」が重要である点です。こぶしとは、歌の要所で瞬間的に音を上下させるテクニックで、通常一音で歌うところを何か所かに分けてそれぞれを強く歌います。

 

ポップスのビブラートに近いテクニックですが、一定のリズムで音を上下させるのがビブラートで、ここぞという部分で意識的に使うのがこぶしです。

 

ビブラートとこぶしの違いについて詳しくは、「ポップスやロックにも「こぶし」は必要? ビブラートとの違いとは?」をご覧ください。

 

演歌を難しく考え過ぎないことが重要

演歌はポップスに比べて感情豊かな歌詞が多く、感情を込めて歌うことが重要だといわれることが少なくありません。しかしこれも必ずしも正解とはいえず、人によって考え方は異なります。

 

たとえば、演歌歌手として誰もが知っている八代亜紀さんは、歌うときに感情は込めず、聞き手に感情移入できるスキをつくるとインタビューで答えています。歌い手が感情を込め過ぎると、聞き手が冷めてしまうという理由があるそうです。

 

もちろん、歌い方に対する考え方は人それぞれのため、必ずしも感情を込めないほうがよいというわけではありません。重要なのは演歌だから、ポップスだからと分けて考えてしまい、演歌は難しいと思ってしまわないことです。

 

もっと気軽に演歌を歌って楽しもう

どちらかといえば演歌は別れの歌が多い傾向にあり、「寂しい」「悲しい」といったイメージが強いかもしれません。

しかし、上手くこぶしを回し歌えれば非常に気持ち良く、楽しい気分になれるのが演歌です。こぶしをしっかりと練習し、気軽に楽しく演歌を歌いましょう。

 

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