近年、自動で作曲をしてくれるAIが人気になっています。多くは海外製のサービスであるものの、日本語の歌詞を歌ってくれるサービスもあり、知識がない人でも適当な指示を与えるだけで作曲が可能です。今回は、この音楽生成AIを使ってギター練習をする方法を紹介します。
音楽生成AIとは?
そもそも音楽生成AIとは、プロンプトと呼ばれる指示を与えるだけで楽曲を生成してくれるサービスです。そのなかでも代表的なサービスが「Suno」です。例えば「rock,male voice」と指示を入れれば、ものの1分程度で最長4分の男性ボーカル、ロック調の曲を2曲生成します(2024年7月現在)。
歌詞は自分で作ったものも使えますが、作れない場合はSunoが自動で作詞もしてくれます。また、「桜、春」など適当なキーワードを入れれば、それをもとにした作詞も可能です。
サービスの利用は1日10曲(1回の指示で2曲生成)までは無料で、それ以上生成したい場合や生成した曲を商業利用したい場合は月額料金がかかります。
Sunoを使ったギター練習方法
Sunoを使ってギター練習をする方法を紹介します。まず、自分の好きなジャンルをプロンプトで指示して曲を作成しましょう。その際、できれば何でも構わないので歌詞の欄に適当なキーワードを入れ、事前に歌詞を作成することをおすすめします。
歌詞ができたら1コーラスと2コーラス目の間に[intro]もしくは[instrumental]、曲のアウトロ部分に[outro]と記載してから曲の生成をしてください。
曲ができ上がると、先ほど[intro]や[instrumental]、[outro]と入れた部分が間奏になります。ここに入るギターのフレーズを考えるのが、Sunoを使ったギター練習方法です。
曲の全体の雰囲気をつかみつつ、短めのリフにするか、長めのソロにするかなどを考え、フレーズをつくってみましょう。これを繰り返せば、自分で曲をつくった際にも役立ち、アレンジの勉強にもなります。
また、事前に自分で作成した曲の一部をアップロードして、続きを作成してもらうことも可能です。この機能を使い、どのようなメロディが生成されるかを聞くと、自分では思いつかないような作曲のアイデアを得られるかもしれません。
Sunoを使ってギターテックニックに加え自作曲のクオリティアップも実現させよう
音楽生成AIが進化すると自分で作曲する必要もなくなってしまうのではないかと思われるかもしれません。
しかし、今回紹介したような使い方以外にも、自分が作りたいイメージをプロンプトで指示し、イメージを膨らませることができます。また、自分がこれまで作ったことのないジャンルの曲を作るヒントとすることも可能です。
自分の曲は必要ないのではと消極的に考えるのではなく、テクニック上達や作曲の幅を広げるために音楽生成AIを活用すると考えれば、音楽をより楽しめるようになるのではないでしょうか。
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