アコースティックギターにはピック弾きと指弾き、2つの演奏方法があります。では、ピック弾きと指弾きでは何が違うのでしょう? 今回は、アコースティックギターの醍醐味の一つでもある指弾きについての特徴やメリット、演奏時の指の使い方などをお伝えします。
ピック弾きと指弾きの違い
アコースティックギターをこれから始めようというかたには、ピックを使うか指で弾くかで悩まれるのではないでしょうか。もちろん、どういった曲を弾きたいかによっても変わりますが、まずはピック弾きと指弾きの違いを理解する必要があります。
ピック弾きは、比較的硬質な音を出すのに適しています。これに対し、指弾きは柔らかく繊細な音を出すのに適した弾きかたです。そのため、バラードやスローテンポの曲を弾くには、指のほうが適しているといえるでしょう。
指でギターを弾く時の指の使い方
指でギターを弾く場合、小指以外の4本指を使う4フィンガー奏法が一般的です。小指、薬指以外の3本指を使う3フィンガー奏法もありますが、まずは4フィンガーを覚えるのがよいでしょう。
4フィンガーの場合、親指で4~6弦、人差し指で3弦、中指で2弦、薬指で1弦を弾きます。まずはこのポジションをしっかりと覚え、コード弾きの練習を行います。
指弾きの場合、最初に低音を弾くのが基本ルールです。例えば、Cコードを弾く場合、まず親指で5弦を弾き、その後、3弦、2弦、1弦を弾きます。ポイントは同じ音を連続で弾かないこと、そして1つのコードを弾く際は同じパターンで弾くことです。これを繰り返していくと、指弾きの型を習得できます。
ピック弾きの時に使うストロークですが、指弾きでもストローク弾きも可能です。方法としては、爪を使います。爪の先ではなく、爪と弦を平行にし、人差し指、中指、薬指の3本でダウンストロークをしましょう。アップストロークは、親指を使うとスムーズな音が出ます。
弾き語りをするには必須の指弾き。しっかりと練習してマスターしよう
アコースティックギターを始める理由の一つとして、多くのかたが弾き語りをしたいからというのがあるのではないでしょうか。しかし、ピック弾きだけでは弾き語りの魅力を十分に楽しむことはできません。
アコースティックギターの繊細で柔らかい音を楽しむには、指で弾けるようになるのが欠かせません。また、指弾きができるようになればアップテンポの曲だけではなく、バラードやスローテンポの曲も選択肢に入り、多様なプレイを楽しめます。アコースティックギターをやるのであれば、指弾きもマスターすることをおすすめします。
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