歌を歌っていて、歌詞をしっかりと伝えたいのになぜか聞き取りにくいと言われてしまうなんてことはないでしょうか。その場合、歌う時の滑舌が大きく影響しているかもしれません。歌詞を完璧に歌うことばかりを意識するあまり、滑舌に意識がいっていないと、聞き手には歌詞が伝わらないでしょう。そこで、今回は歌詞をしっかりと伝えるために欠かせない、滑舌の良い歌い方についてお伝えします。
滑舌が悪くなってしまう要因
滑舌が良い悪いは実は普段の生活が大きく影響している場合があります。例えば、「姿勢」が常に猫背になっている人は、声がこもってしまいがちです。また、首が前に出ていると口もしっかりと開けられず、はっきりと発声ができません。
また、口で呼吸をしていると鼻呼吸をしている人よりも呼吸が浅くなるうえ、口を閉じる力が弱く、これも滑舌の悪さにつながっている場合があります。
さらに、ぼそぼそ声で話すのも滑舌が悪くなる要因の一つです。大きな口を開けてはっきりと話す癖をつけ、日ごろから舌や顔の筋肉を鍛えないと、滑舌の悪さはなかなか治らないでしょう。
滑舌を良くするためのトレーニング方法
滑舌を良くするためのトレーニング方法はいくつかありますが、それ以前にやるべきは、常に正しい姿勢でいるようにすることです。そして、ぼそぼそ声でしゃべらず、しっかりと口を開けて話す癖をつけることです。まずはこの2つを意識してやるようにしましょう。
そのうえで、トレーニング方法としては、「舌を出してからひっこめる」「舌を左右に動かして奥歯を交互に触る」など、舌の筋肉を鍛えます。また、自分がどの発音が苦手かを確認するため、五十音を一つずつ、5~10回程度連続で発音していきましょう。
また、五十音を連続して発声するのも滑舌を治すトレーニングとして効果があります。一つずつ、そして連続で交互に繰り返し練習していくことで、滑舌は確実に良くなっていきます。
歌う時だけではなく普段から意識してトレーニングすることが重要
歌う時に起こる問題は、歌を練習することで解決させようと考える必要はありません。今回紹介したようなトレーニングを、人と話す時や一人でいる時にも意識して行えば各段に良くなっていきます。滑舌の悪さは、歌手を目指している方はもちろん、声優を目指している方にとっても重要な問題です。ぜひ、普段から意識をしてしっかりとトレーニングを行って克服していきましょう。
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