ギターの練習をしていて、なかなか理想の音が出ない、しっかりと弦を押さえられずに綺麗な音が出ないといった経験はないでしょうか。その原因は弦高にあるかもしれません。そこで、今回はそもそも弦高とは何か?弦高を変えるとギターの音はどう変わるのか?そして、弦高を調節するには、どうすればよいかについてお伝えします。
ギターの弦高とは?
初めて買ったギター、一生懸命練習しているものの、なかなか上達しない場合、練習量が足りない、間違った練習をしていると考える方は多いと思います。もちろん、そうした理由もありますが、ギター自体が自分に合っていないかもしれないとは、なかなか考えないのではないでしょうか。特にギター初心者の場合、ギターに問題があるとは思わないでしょう。
ギターの方に問題があるとはどういったことかですが、いくつか考えられます。そのなかでも可能性が高いのは、弦高が自分に合っていないということです。弦高とは、フレットから弦までの高さを示すもので、ミリ単位で弾きにくくなったり、思ったように弾けなかったりといったことが起こります。
具体的には、弦高が高いと弦が硬くなり、一音に迫力が出ますが、しっかりとした音を出すには強くフレットに押し込まなくてはなりません。そのため、初心者の場合は弾くのが難しく感じてしまうでしょう。
逆に、弦高が低いと軽いタッチでも押さえられるため、弾きやすく感じます。エレキギターで早弾きをしたい場合は、弦高を下げて練習したほうがやりやすいでしょう。しかし、軽く押さえただけで音が出てしまうため、しっかりとミュートをしないと余計な音が鳴ってしまうデメリットもあります。
ギターの弦高を調節する方法は?
では、実際にギターの弦高を調節する方法を説明します。本格的に調節するには、ナットの調整が必要となり、プロに任せないと自分でやるのは困難です。そこで、とりあえず簡単に調節する方法として、ブリッジについているネジを緩めたり、締めたりすることで調節する方法を紹介します。
これはエレキギターの場合ですが、ストラトキャスタータイプであれば、弦1本ごとに1つのサドルがついているため、これを極細のレンチで調節します。フェンダータイプであれば、弦2本を1つのサドルで支えているため、その両脇のネジ部分を調節します。
さまざまな弦高を試して自分にピッタリな弦高を見つけ出そう!
一般的にエレキギターの場合、1弦側が1.5~1.7mm、6弦側が2~2.2mm。アコースティックギターの場合、1弦側が1.8~2.3mm、6弦側が2.5~3.0mmが適正値といわれています。そのため、これを基準として、どうしても弾きづらい、思ったような音が出ないといった際には、少しずつ調整しながら弦高の高さを変え、自分にピッタリな弦高を見つけ出しましょう。
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