テレビで素人のかたが歌の上手さを競う番組で、評価基準としてカラオケの得点システムを使っているのを見たことがあると思います。また、素人のかたが高得点を出す一方、歌手のかたが自分の持ち歌を歌って素人のかたよりも低い得点が出てしまうといったケースも少なくありません。そうした現象はなぜ起こるのでしょう？ 今回はカラオケが上手い人と歌が上手い人の違い、そしてカラオケで高得点を出すためのポイントについてお伝えします。
カラオケが上手い人と歌が上手い人の違いとは？
カラオケが上手い人とは、基本的に音程が良く、リズムがずれない人です。どれだけ楽譜に忠実に歌えるかが重要な基準となります。
これに対し、歌の上手い人には明確な基準があるわけではありません。もちろん、音程やリズムも重要な要素の一つです。しかし、それに加え、その人なりの味があるかどうかも欠かせない要素です。仮に、多少の音程やリズムがズレたとしても、それを感じさせない迫力や繊細さ、テクニックがあれば多くの場合、上手いと判断されます。
プロの歌手が、カラオケの得点システムで必ずしも高得点が出ないのもそれが原因です。歌の上手い下手は、明確な判断基準のあるカラオケの上手い下手とは異なり、聞く人によっても意見が合わない場合があるのです。
カラオケが上手くなるための方法とは？
カラオケの上手さの基準となる音程とリズム。つまり、カラオケが上達したい、高得点を目指したい場合は、とにかく音程とリズムを中心に練習します。そのポイントは、次のとおりです。
・歌をしっかりと覚える
歌詞はもちろん、細かいメロディもしっかりと覚えるようにします。何回も聞き込み、音程とリズムを身体に刻み込みましょう。
・自分の出せる音域のなかで歌える曲を選ぶ
無理しないと高音または低音が出ないといった歌を選択しても、カラオケで高得点は狙えません。自分の出せる音域を知り、それに合った曲を選択すれば高得点を狙えます。
・体調を整え、喉を枯らせない
体調の良い悪いも音程やリズムに大きな影響を与えてしまいます。カラオケを歌う日は、万全の体調で臨めるようにしましょう。また、喉を枯らさないためには、ウーロン茶のように油分を分解してしまう飲み物は避け、から揚げやポテトのような油分の多いものを食べてから歌うのもポイントの一つです。
カラオケで高得点を目指すにはボーカルレッスンがおすすめ
プロの歌手を目指してはいないが、カラオケでは上手く歌いたい。そういったかたは少なくないでしょう。今回、説明したようにカラオケで高得点を出すには、音程とリズムをしっかりキープできるかが重要なポイントです。
しかし、独自の練習でこれを実現するのは簡単ではありません。ボーカルレッスンは、プロを目指すかたでなくても受講可能なため、気軽に通ってみてはいかがでしょう。
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