ボーカルエフェクターとは?その種類や違いを解説

ボーカルエフェクターという名称は知っていても、実際に使用することの効果について知らない方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ボーカルの声をより魅力的にするボーカルエフェクターについて、その概要や種類をお伝えします。

 

ボーカルエフェクターとは?

ボーカルエフェクターとは、その名が示すとおりボーカルにエフェクトをかけて声に変化を付ける機械を指します。声が電子音風でロボットが歌っているような場合だけでなく、カラオケで良く使われるエコーもボーカルエフェクターの一つです。プロになるとエコー以外にもさまざまなエフェクターを効果的に活用し、曲に合わせた声をつくっています。

 

ボーカルエフェクターの種類

ギタリストであればわかるかもしれませんが、ボーカルエフェクターはギターのエフェクターと基本的には同じです。主な種類には、次のようなものがあります。

 

・リバーブ

残響音を再現できるエフェクターです。前述したエコーが近いものですが、リバーブはお風呂やホールなど、さまざまな場所特有の残響音をつくれます。

 

・ディレイ

リバーブと似たような機能を持ったエフェクターです。元のボーカルが遅れて繰り返される効果、いわゆる「やまびこ」のような効果を再現できます。曲の雰囲気により、遅れる時間や繰り返しの回数、音量などの設定が可能です。

 

・ディストーション

声を歪ませられるエフェクターです。ロック系のボーカリストがよく使うもので、強いインパクトを与えたい場合に効果を発揮します。

 

・コーラス

ハモリの効果を出せるエフェクターです。一人で歌っていてもハモリ効果を出せるため、バラードや曲のなかで聞かせたい部分に使うとよいでしょう。

 

・ピッチコレクト

音程を外してしまった際に正しい音程に修正してくれるエフェクターです。ピッチコレクトを過剰に効かせると、ロボット声をつくれます。

 

ボーカルエフェクターはそれぞれの特性を理解したうえで慎重に選択を

エフェクターは効果的に活用すれば、ボーカルの歌声をさらに魅力的に仕立て上げられます。その反面、使い所を間違えたり、過剰に効かせ過ぎたりすると曲の雰囲気を壊してしまいかねません。それぞれの特性をしっかりと理解して、活用することが重要です。

 

レコーディングはもちろん、ライブでリアルタイムにエフェクターを使用することも可能なため、ここぞという場面で効果的に活用して聞き手を魅了しましょう。

 

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