歌はそれほど得意ではないけど、ボイスパーカッションは得意。低音は得意だけどそれだと歌える曲が少ない。歌うよりもハーモニーを楽しみたい。そういった方におすすめなのがアカペラです。楽器がなくてもハーモニーで一つの楽曲を完成させられ、多くの人に歌の魅力を伝えることができます。
今回は、アカペラの魅力や始め方についてお伝えします。
アカペラとは?
アカペラとは、楽器を使わず複数人が異なる音楽を奏で、重なり合うことで表現される歌です。4~6人で歌うのが一般的ですが、2~3人でも工夫次第でアカペラを楽しめます。
教会で歌われるゴスペルも基本的には楽器を使わず大勢で歌う点ではアカペラと変わりません。元々はアカペラも教会音楽でしたが、現在では教会に限らずさまざまな場所で歌われるようになっています。
アカペラの基本的な構成
簡単にアカペラの基本的な構成を見てみましょう。
・リードボーカル
主旋律のメロディを歌うボーカルです。
・コーラス
リードボーカルとハモったり、ユニゾンしたりとコーラスを行います。通常、2~3人で、ソプラノ・アルト・テナーに分かれますが、4人以上いる場合は、さらにバリトンが加わり分厚いコーラスが楽しめるでしょう。
・ベース
もっとも低い音域でリズムを刻みつつ、ハーモニーを受け持つパートです。コーラスにバリトンがいる場合は、バリトンがベース的なパートを行う場合もあります。
・ボイスパーカッション
ベースと一緒にリズムの根幹をなすパートです。ただし、ベースのようにハーモニーは受け持たず、リズムだけを刻みます。ボイスパーカッションがいることで、楽器のないアカペラでもグルーヴ感が生まれ、歌っても聞いても楽しいものになる重要な役割といえるでしょう。
いつでもどこでも楽しめるのがアカペラ最大の魅力
アカペラの魅力はいくつもありますが、なかでも大きいのは楽器がなくてもすぐに始められる点です。バンドを始めようと思えばギター、ドラム、ベース、キーボードなど楽器の演奏ができる人を探さなければなりませんが、アカペラには必要ありません。
また、ジャンルに縛られないのもアカペラの魅力の一つです。ロックやポップスだけではなく、童謡、ジャズ、演歌などさまざまなジャンルの曲をその時の気分に合わせて歌えるのもアカペラならではといえるでしょう。
綺麗なハーモニーをつくり出すことができれば、さらにアカペラを楽しめます。しかし、上手い下手はあまり関係ありません。仲間と一緒に声を合わせ同じ歌を歌うだけでも最初は十分に楽しめます。ただ、より上手くなりたい、上達したいとなったらボーカルスクールがおすすめです。基本をしっかりと習得すれば、アカペラがもっと楽しくなるでしょう。
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